ドナルカ・パッカーンニッポンの敗残者たちへ vol.1
明治維新150年の2018年、ニッポンのモダンというメッキはボロボロと剥がれている。
まずは、敗戦1年後の太宰の「嘆き」を、「嘆き尽くす」ところから始めよう。
「永い冬の間、昼も夜も、雪の下積になって我慢して、いったい何を待っていたのだろう」
『春の枯葉』
作:太宰治
演出:川口典成(ピーチャム・カンパニー)
日時
2018年7月12日~16日
7月12日(木) 20:00
7月13日(金) 14:00/20:00
7月14日(土) 14:00/19:00
7月15日(日) 14:00
7月16日(祝) 14:00
会場
プロト・シアター(東京都新宿区高田馬場3丁目38−3)
高田馬場駅より徒歩約13分・下落合駅より徒歩約7分
http://prototheater.la.coocan.jp/
出演
田辺誠二(ダブルフォックス)
内田里美
鈴木ユースケ(ゆーりんプロ)
三浦小季
平田朝音(劇団俳優座)
『春の枯葉』とは
昭和21年に発表された太宰治の戯曲。 戦後の津軽半島を舞台に、国民学校教師である野中彌⼀とその妻、義母、若い同僚と彼の妹らが、 当時の社会情勢や地元の因習などの重圧に苦悩し、嘆き、そして決別し、あるいは沈み込む様を、 雪の下に堆積して翌春に再び顔を出す「春の枯葉」になぞらえて描く。