ドナルカ・パッカーン公演「野獣降臨(ノケモノキタリテ)」野田秀樹の傑作戯曲を緊急上演!

新型コロナウイルス蔓延の間隙を縫い、
野田秀樹傑作戯曲「野獣降臨(のけものきたりて)」を緊急上演!

挨拶

新型コロナウイルスによってステイホームが喧伝される中、どんな戯曲がリアリティをもつのだろうかと2ヶ月近く自宅に篭ってさまざまな戯曲を読んでおりましたが、ふと野田秀樹『野獣降臨』を手に取り読み進めると、そこに描かれたさまざまなモチーフが新たな相貌をもって立ち上がってきました。
萬劇場が池袋保健所に相談・指導を受け、劇場運営を再開するとの知らせがあり、感染リスクを最大限に考慮した上で、そして同時に最大限の演劇的効果を狙った『野獣降臨』の緊急上演を企画し、野田秀樹氏から許諾を得ました。
万難を排して劇場にお越し下さいとは言えませんが、それぞれのご判断で劇場に足を運んでいただければと思います。舞台上で、3人のフェイスシールドをつけた宇宙飛行士でもあり、伝染病対策班でもある俳優が待っています。

演出 川口典成

※7月16日朝日新聞夕刊に野田秀樹氏「赤鬼」公演にあわせて記事が掲載されました。
ドナルカ・パッカーンtwitter
朝日新聞DIGITAL

日時

2020年7月22日(水)〜26日(日)

7月22日(水) 19:30
7月23日(木・祝) 18:00
7月24日(金・祝) 13:00 / 18:00
7月25日(土) 13:00 / 18:00
7月26日(日) 13:00

場所

萬劇場
http://yorozu-s.sub.jp/

出演

鎌内聡、那須野恵、丸尾聡

スタッフ

作:野田秀樹
脚色・演出:川口典成
美術:根来美咲
衣装:稲村朋子
照明:榊美香(有限会社アイズ)
舞台監督:海老沢栄
制作協力:日ヶ久保香
宣伝美術:片山中藏
協力:株式会社ワンダー、village、演劇ネットワーク@丸尾、劇団青年座、主催:ドナルカ・パッカーン

舞台写真

撮影:三浦麻旅子

稽古場ブログ(note)

野田秀樹『野獣降臨』 ドナルカ・パッカーン『野獣降臨』(作:野田秀樹)緊急上演についての記事です。

  • 『野獣降臨』情報掲載媒体& メンバー今後の活動
    on 2020年8月7日 at 8:23 AM

    『野獣降臨』情報掲載媒体続きをみる

  • 劇場従業員の方の発熱について(7月23日16:43、7月25日10:35追記)
    on 2020年7月23日 at 7:48 AM

    ドナルカ・パッカーン緊急公演『野獣降臨』においては稽古場においても劇場においても、新型コロナウイルス拡大予防対策に徹底的に取り組んでおります。本日、公演会場の萬劇場従業員の方が検温をしたところ37.4度(病院では37.0度)の発熱があり、病院において扁桃炎という診断の上、PCR検査の必要はないということでしたが、劇場の判断で自宅待機としたとの連絡がありました。(その後、7月25日の午前中の時点で36.7度、自覚症状はないとのことですが、劇場の判断で引き続き自宅待機となっています〔7月25日10:35追記〕)現在、劇場には2週間ほど劇場を不在にしていた職員の方がいらっしゃいます。『野獣降臨』のキャスト・スタッフと、その自宅待機の従業員の方との接触は、必ずマスクをつけた上でのものであり、長くても十分程度のものだと判明しています。続きをみる

  • ドナルカ・パッカーン緊急企画『野獣降臨』ゲネプロ・初日公演写真 撮影:三浦麻旅子
    on 2020年7月23日 at 1:10 AM

    続きをみる

  • 演劇公演での「クラスター発生」により観客全員が濃厚接触者と判断されたことへの対応について(2020年7月14日現在)
    on 2020年7月14日 at 12:23 PM

    演劇公演での「クラスター発生」を受けて、昨日演劇公演での「クラスター発生」報道を受けての対応について(2020年7月13日現在)を書きましたが、新宿シアターモリエールでの演劇公演で発生した感染クラスターに際して、観客「全員」が濃厚接触者として判断されたと昨日夜に報道がありました。濃厚接触者として判断された場合続きをみる

  • 演劇公演での「クラスター発生」報道を受けての対応について(2020年7月13日現在)
    on 2020年7月13日 at 3:02 AM

    2020年6月30日~7月5日に新宿シアターモリエールで行われた演劇『THE★JINRO―イケメン人狼アイドルは誰だ!!―』においてクラスターが発生したとの報道がありました。(参考:朝日新聞DIGITAL)主催団体の株式会社ライズコミュニケーションによる7月12日の発表によると、「出演者16名、スタッフ5名、ご観覧者様9名の、合計30名」に新型コロナウイルスの陽性反応が見られるとのことです。感染が確認された観客の皆様、また出演者・スタッフの方々の回復をお祈りいたしますとともに、ドナルカ・パッカーンの公演における対応を以下に記します。ドナルカ・パッカーンとしての対応続きをみる

  • ドナルカ・パッカーン『野獣降臨』あらすじ(のような)
    on 2020年7月10日 at 8:38 AM

    あらすじ(のような)夢の遊眠社が1987年にエディンバラ演劇祭で海外上演を行った際の写真集に野田秀樹自身によるあらすじが掲載されています。『野獣降臨』という戯曲は非常に複雑に錯綜しているのですが、「これ一回きりのお客様サービス」と書かれたそのあらすじには、この物語が「被差別民族」の物語であることが明白に書かれており、そのドラマツルギーは「被差別民族」を描くためのドラマツルギーだと言ってもよいでしょう。「千鳥足(酔っ払い)の弁証法」という言葉がありますが、『野獣降臨』は「蛇行のドラマツルギー」なのです。なぜかといえば、それは「跛行(はこう)」し、「膝行 (しっこう)」するものたちの物語だからなのです。続きをみる

  • 「野獣降臨」上演会場の萬劇場【感染対策】
    on 2020年7月8日 at 5:17 AM

    ドナルカ・パッカーン緊急企画である野田秀樹「野獣降臨」の上演会場は大塚の萬劇場さんです。この緊急企画が実現できたのは萬劇場さんの感染対策の情報発信があったからこそです。(以下、敬称略にします) 続きをみる

  • 「野獣降臨」稽古場風景【感染対策】
    on 2020年7月6日 at 6:18 AM

    ドナルカ・パッカーンでは7月22日〜26日にかけて野田秀樹氏の初期戯曲の傑作「野獣降臨」を緊急上演いたします。40年以上前に書かれた「野獣降臨」は感染症をモチーフとし、日本における「差別」の問題を照射した壮大かつ破天荒な物語です。この度の「緊急上演」では3人芝居、80分の芝居へと構成し直し、「野獣降臨」の本質を抽出しエッジの効いた上演をいたします。新型コロナウイルスへの対策の様子をお伝えいたします。稽古場に入る前、入ってからやること!続きをみる

新型コロナウイルス感染予防対策について

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