ドナルカ・パッカーン令和4年公演「オッペケペ」

ドナルカ・パッカーン
令和4年公演
オッペケペ

作:福田善之
演出:川口典成

2022年12月27日(火)~12月31日(土)
萬劇場

ただ、おれのつくる世界はこれじゃねえんだ、
もっと矛盾だらけの、ガサガサした、
ゆたかとかなんどりとかあったかとはまるで正反対の、
つめたくてまずしくてイライラするようなもんなんだ

「オッペケペ」の掛け声のもと、
われわれは何をなし、何をなさないでいるだろうか。
——これは「オッペケペ」を、現在に召喚する、空想的仮説である。

 

明治期の自由民権運動の昂揚のなか、川上音二郎は軽佻浮薄な今の世へのプロテストソング、オッペケペ節を歌い、政権批判で一躍人気を得る。「歴史に材料をとりながらも作者の自由な想像によって書かれた」福田善之の傑作戯曲『オッペケペ』(1963年初演)には、音二郎をモデルとする城山剣竜が描かれ、城山がオッペケペ節という政治ソングから演劇へ(思想から芸術へ)、そして日清戦争翼賛劇へといたる様相が活写される。それは成長なのか変節なのか。そもそも「オッペケペ」節とは罵倒の掛け声ではなかったか。令和4年の「時代閉塞の現状」を打ち破る可能性を求めて、「オッペケペ」の掛け声を、現在に召喚する、空想的仮説の上演である。

日時

2022年12月27日(火)~12月31日(土)

12月27日(火) 18:00
12月28日(水) 15:00
12月29日(木) 13:00 / 18:00
12月30日(金) 13:00 / 18:00
12月31日(土) 13:00

場所

萬劇場
http://yorozu-s.sub.jp/

出演

浅倉洋介
浅見和哉
海老沢栄(糸操り人形遣い)
荻野哲矢
小磯一斉
斉藤沙紀[劇団新派]
佐藤晃子[演劇ユニットG.com]
篠崎旗江[京浜協同劇団]
茶谷英司朗
辻村優子
日ヶ久保香
前田透[劇団・木製ボイジャー14号 / ヒュー妄]
山田零[錦鯉タッタ]
(五十音順)

音楽監督・演奏:河崎純
演奏:松本ちはや

スタッフ

作:福田善之
演出:川口典成

音楽監督・演奏:河崎純
照明:榊 美香(有限会社アイズ)
衣装:稲村朋子
美術:村上裕+アセファル・アーキテクチャ
舞台監督:八木澤賢
宣伝美術:片山中蔵
ウェブ制作:田中寛人
制作:日ヶ久保香
協力:劇団新派、演劇ユニットG.com、エクサプローズPro、錦鯉タッタ、劇団・木製ボイジャー14号/ヒュー妄、ピンナップスアーティスト、タイムリーオフィス、プロトシアター、茶谷堂、明後日の方向、赤松翔子、伴あさみ、米津宇宙人
主催:ドナルカ・パッカーン

舞台写真

撮影:三浦麻旅子

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